「出て行け、このアフォ！！」
私はついどなってしまった。
なんと今日はベルン王国国王、ゼフィールが遊びに来ているのだ。
ベルン王国とエトルリア王国は国境を接していてとてつもなく仲が悪い。
でもいくらなんでも王に向かってアフォは言い過ぎたと反省した。
何故ベルンとエトルリアが仲が悪いかというと、エトルリアの古書『エトルン記』にこんな話が残っている。

エトルリア王国第２１代国王モルド２３世はベルンの王都に遊びに行った。
その日は二人で仲良くファイアーエムブレムをやって遊んだ。
しかしモルド２３世がアクレイアへ帰る時…。
ゼフィール４世はモルド２３世におみやげとして賞味期限の過ぎたコーヒー牛乳をプレゼントした。
アクレイアに帰った後、モルド２３世はコーヒー牛乳で食中毒を起こして死亡した。

このような理由でベルンとエトルリアは仲が悪くなったのだ。
しかしそれも今から６００年前のこと。
モルドレッドは本当はベルンとの和睦を望んでいた。
２年前までは。
２年前の３月、その日もゼフィールは遊びに来ていた。
その時モルドレッドはおみやげにりんごをプレゼントした。
実はこれも賞味期限が過ぎていたのだ。
しかしモルドレッドはそんなことは知らなかった。
それにキレたゼフィールはモルドレッドに髪の毛が伸びる人形をあげた。
それでモルドレッドは寝られなくなってしまった。

今はここまでです。次期更新でアップ予定…。
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