勇者ローラン
今から1000年も昔…
エレブ大陸の覇権をかけて争った人と竜の戦い…
人竜戦役と呼ばれるこの戦いには隠された真実があった…
この物語は勇者ローランが勇者となる過程の話である。

ある山奥の村。後のオスティアである。
青髪の少年の声が響く。後の勇者ローランだ。
「俺は魔道師になる!アトスみたいな魔道師になるんだ!」
アトスはその時エトルリアの宮廷魔道師だった。
リキアから出てエトルリアに行ったのだ。
アトスはローランと親しく、よく魔法を教えていた。
ローランは自分に魔法を教えてくれるアトスにあこがれていたのだ。
しかしある日、ローランの考えは一変する。
村が山賊に襲われたのだ。ローランは教えてもらったばかりの
ファイアーで対抗するが焦っていたのか全く火が出ない。
その時、自分は剣を持っていることに気付いた。
ローランはめったに使っていない剣を抜くと、まるで
体が勝手に動くかのように見事な動きで山賊を斬った。
そしてローランはこう思った。
自分は魔法より剣の方が向いている、アトスと自分は違うって当然なのだ。
アトスが魔法を極めるのならなら自分は剣を極めよう。
そうして村を救った勇者・ローランの歩みは始まった。

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